ワーケーションの実態調査から見た、ワーケーションが注目される理由とは
  • 更新:2021年5月26日

ワーケーションの実態調査から見た、ワーケーションが注目される理由とは

観光庁では、ワーケーションを始めとする「新たな旅のスタイル」の普及・促進に向けた取り組みを実施しています。

この記事では、観光庁が実施したワーケーションの実態調査をもとに、ワーケーションの魅力や注目される理由について考えていきます。

ワーケーション実態調査の結果を分析しよう!

ワーケーション実態調査の結果を分析しよう!
ワーケーションとは、ワーク(Work)とバケーション(Vacation)を組み合わせて作られた造語で、観光地やリゾート地、帰省先などでリモートワークをしながら働くことを意味します。

観光庁では、昨今の潮流に合った新しい旅のスタイルを提示する「新たな旅のスタイル」促進事業を展開し、その一環として実施したワーケーションの実態調査の結果を公表しました。

そこでまずは、観光庁が公表したワーケーション実態調査の結果をもとに、ワーケーションの認知度や課題を解説します。

ワーケーションの認知度

観光庁が行ったワーケーションの意識調査では、全体の8割が「ワーケーション」という働き方を認知しているという結果が出ています。

なかでも「休暇型ワーケーション(有給休暇を利用した旅行中に仕事する)」が広く認知されており、リゾートや観光地、帰省先などで行うテレワークを実施している企業は増えてきているようです。

企業がワーケーションを導入する目的

ワーケーションの意向を示す企業が増えてきている昨今、企業がワーケーションの導入する目的として「従業員の心身のリフレッシュによる仕事の品質と効率の向上」と「多様な働く環境の提供」が最も大きな割合を占めていることが分かりました。

加えて、「優秀な人材の雇用確保」、「優秀な新卒社員や若手社員の採用および定着率の向上」、「自己成長および会社への貢献」などの目的が挙げられています。

従業員の福利厚生、メンタルヘルスなどへの貢献を主な目的としつつも、人材マネジメントにおいては、より戦略的な目的を持ってワーケーションを活用している企業も多いようです。

従業員がワーケーションを利用する理由

従業員がワーケーションを利用する理由としては、「リフレッシュ効果が得られそうだから」、「働き方改革が推進できそうだから」などが挙げられます。この点は企業の導入目的とのマッチングが成功していると考えられるでしょう。

調査結果からは、特に20歳代の間でワーケーションへの関心が高く、昨今のリモートワークの推進も相まって、「働く場所にこだわらなくてよくなったから」、「ワークライフバランスの推進ができそうだから」などの理由も挙げられています。

ワーケーションの運用方法

観光庁の実態調査により、企業のワーケーションの運用方法に関しては、現状として企業全体ではなく、部署ごとに運用を任せることが多いことが分かりました。

利用率は、従業員数100~300名の企業が最も大きく、その後従業員数30~50名以下の中小企業、従業員数300名以上の大企業の順になっています。

ワーケーション導入における課題

現在、企業がワーケーションの実施に難しさを感じている理由として、「業種として向いていない」が全体の50%以上を占め、次いで「仕事と休暇の区切りが難しい」、「ワーケーションにあまりメリットを感じない」といったものが続いています。

そのため、ワーケーションの導入における課題としては、事業内容とのマッチングに加え、どのような業種でもワーケーションを行えるような設備を備えた場所の提供や整備、「ワーク」と「休暇」のメリハリをどう保つかが重要になってきます。

そして何よりワーケーションの魅力をいかに普及していくかといったものが考えられるでしょう。

自治体やワーケーション施設に求められること

観光庁の実態調査によると、ワーケーション普及のために自治体やワーケーション施設に求められることとしては、セキュリティや通信速度が確保されたWi-Fiなどの通信環境に対する要望が最も高い割合を占めています。

ほかにも、個室やプリンター・複合機などの整備に対する要望が比較的多くなっています。ワーケーションを行う場所としては、現在多くの自治体で整備が進んでおり、通信環境なども整えられてきています。

なかには空き家や空き別荘をワーケーション施設として利用する試みを行っている自治体などもあり、地域の抱える問題とワーケーションの推進を合わせて解決へと導く画期的な事業として注目を集めているのです。

また、ワーケーションの期間などに応じて宿泊費や通信費などを補助する制度なども実施されています。

さらに、最近はリゾートホテルなどの宿泊施設がワーケーション施設を提供している場合などもあるのです。リゾートホテルならではの環境でワーケーションを行えるとして、これらも人気を集めています。

ワーケーション実態調査から考察!ワーケーションが注目される理由

ワーケーション実態調査から考察!ワーケーションが注目される理由
観光庁の実態調査結果からも分かるように、ワーケーションはすでに多くの企業や労働者から注目を集めています。

企業としては、従業員のメンタルヘルスやワークライフバランスにも良い影響を与えることができ、柔軟な働き方を導入することによって優秀な人材雇用の確保や新卒社員、若手社員の定着率の向上などへもつながるメリットがあります。

さらに、自治体にとっては地域振興にもつながるチャンスとも捉えられています。関係人口の創出・拡大や空き家の有効活用、地域でのボランティア活動などへの参加など、ワーケーションは受け入れ地域に与える影響も大きいと考えられます。

同時に、現状のワーケーション実施の実態においては、まだまだ課題が多い状況です。
「ワーク」と「休暇」のメリハリの保ち方やワーケーションを行う場所の環境整備、費用の問題など、企業側に残された課題は数多くあります。

実施する労働者にとっても企業にとっても、ワーケーションの魅力が正しく伝わり、実施へとつながるような支援やサービスの提供が必要になります。

調査結果をもとにワーケーション導入を検討しよう

調査結果をもとにワーケーション導入を検討しよう
観光庁の実態調査の結果では、企業や労働者の多くがワーケーションに興味・関心を持っていること、そしてワーケーションに大きなメリットがあることが分かりました。

現在のワーケーションへの関心の高まりは新型コロナウイルス感染症の影響もあり、リモートワークを採用する企業が増えたことが大きなきっかけになっているのです。

しかし、新型コロナウイルス感染症が収束した後も、在宅勤務とオフィス勤務のハイブリッド型の働き方を続けていく企業は増えていくと思われます。

その過程のなかで、ワーケーションという選択肢があることにより、いっそう自由で効率的な働き方につながると考えられます。

ワーケーションを導入する際は、観光庁の実態調査の結果によって明らかになった課題なども参考にし、様々なサービスや各種助成金制度などを活用するなどして、ハードルを一つずつ下げていくことが必要になるでしょう。

ワーケーション実施施設を探す際には、地方物件シェアサービスの活用もおすすめです。
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インターネット環境やセキュリティ面も整った施設を手軽に探すことができるので、初めてのワーケーションでも安心です。ワーケーション導入のきっかけの一つとして、物件シェアサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

ワーケーションについて詳しい記事はこちら

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