テレワークの普及によって、仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」に対応するキャンプ場が増えてきています。
仕事をしながら休暇を取って、自然に囲まれた環境でリフレッシュをしたいという方には、キャンプ場でのワーケーションがおすすめです。
この記事では、キャンプ場でワーケーションをするメリットやおすすめの施設を紹介します。キャンプ場でのワーケーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
キャンプ場でのワーケーションは自然を感じながらリフレッシュできる
新型コロナウイルス感染症の流行によって、多様な働き方が認められるようになった昨今、キャンプ場でワーケーションをする方が増えています。
そこでまずは、キャンプ場でワーケーションをするメリットを紹介します。
非日常な自然体験ができる
釣りや川遊びなどのアクティビティは、日常生活ではなかなかできることではありません。
しかし、キャンプ場でワーケーションをすることで、仕事という日常生活に、非日常な自然体験を取り入れられるというメリットがあります。
ストレス社会の現代において、自然を感じながらアクティビティを楽しむなど非日常な体験を取り入れることは、心身ともにリフレッシュすることにつながるため、仕事をするうえでのモチベーションアップにもなるでしょう。
解放感ある空間で仕事ができる
キャンプ場でのワーケーションは、自然に囲まれた開放感のある空間で仕事ができるというメリットがあります。
新型コロナウイルス感染症の影響で、在宅勤務をする方が増えていますが、自宅で1日中仕事をしていると、何となく気分が滅入ってしまったり、運動不足に陥ってしまったり、ストレスを感じたりすることがあるでしょう。
キャンプ場でのワーケーションは、パソコンとインターネット環境さえあれば、川辺で仕事をしたり、森の中で仕事をしたりすることも可能です。
豊かな自然を感じながら仕事ができるキャンプ場でのワーケーションは、心身ともにリフレッシュをするための良い機会となるでしょう。
感染症対策が徹底されている
キャンプ場は屋外にあるため、そもそも密になりづらい環境ではありますが、さらにワーケーションを誘致する目的で新型コロナウイルス感染症対策を徹底しているキャンプ場が増えています。
マスク着用、検温、除菌用アルコールの設置といった感染予防対策はもちろん、テントとテントの間隔を2メートル以上空けるといった工夫がされたキャンプ場も多いため、密にならない環境でキャンプとワーケーションを楽しむことができます。
キャンプ場でのワーケーションにおける注意点
キャンプ場でのワーケーションには、注意しておきたい点もあります。
例えば、屋外にテントサイトがあるキャンプ場の場合、Wi-Fi環境が整っていないキャンプ場やそもそも電源がないキャンプ場など、ワーケーションに適さないキャンプ場も存在します。
ワーケーションは仕事をしながら休暇を楽しむことなので、仕事ができる環境がなければワーケーションはできません。
しかし、最近では、環境省を中心とした政府によって、新型コロナウイルスの感染リスクが少ない国立公園やキャンプ場でのワーケーションが推進されています。
そのため、Wi-Fi環境や携帯電話の電波環境など、仕事に必要な通信環境の整備が政府主体で行われており、ワーケーションに適したキャンプ場が増えてきています。
キャンプ場でワーケーションをする際には、そのような通信環境が整備されたキャンプ場を選ぶようにしましょう。
キャンプ場でワーケーションをするときに必要なもの
キャンプ場でワーケーションをするにあたっては、必要なものをそろえておくことも大切です。
ここからは、キャンプ場でワーケーションするときに必要な持ち物について紹介します。
ノートパソコン
ワーケーション中はテレワークで仕事をすることなるため、パソコンはワーケーションの必須アイテムです。
どんな場所でも仕事ができるよう、持ち運びがしやすいノートパソコンを用意しておくと良いでしょう。
また、ノートパソコン1台で仕事が完結できるよう、資料はクラウドで保存しておくと便利です。
Wi-Fi環境
Wi-Fi環境の整ったキャンプ場も増えてきていますが、なかには回線速度が十分ではない場所もあるため、自分でWi-Fi環境を整えておくことも大切です。
例えば、ポケットWi-Fiやデザリング対応のスマホを準備しておくことで、キャンプ場でもインターネットを使用することができます。
ただし、場所によっては電波が届きにくいポケットWi-Fiやスマホもあるので、自分の利用しているWi-Fiやスマホの電波が届くかをあらかじめ確認しておくことが大切です。
電源
ワーケーションを誘致する目的で電源サイトを増やしているキャンプ場が増えているため、最近では屋外でもノートパソコンやスマホの充電ができるキャンプ場も多く見られます。
しかし、なかには電源が備わっていない川辺や森の中で、リフレッシュしながら仕事がしたいという方もいるでしょう。
そのため、キャンプ場でのワーケーションでは、モバイルバッテリーやポータブル電源など用意しておくと安心です。
電源がない場所でも一定時間仕事をすることができるため、場所に縛られずワーケーションを楽しむことができるでしょう。
テーブル・椅子
キャンプ場には、テーブル・椅子が必ずしもあるとは限りません。
そのため、キャンプ場でのワーケーションでは、折り畳みテーブルと椅子を用意して持っていくことをおすすめします。
また、持っていくテーブルによってはパソコンを置くと高さが合わないこともあり、仕事がしづらいこともあります。
快適に仕事がしたいという方は、折り畳みパソコンスタンドを持っていくのも良いでしょう。
キャンプ場でのワーケーションにおすすめの施設は?
続いては、キャンプ場におけるワーケーションにおすすめの施設を紹介します。
キャンプ場でワーケーションをする場合、仕事に集中したいときや電源を使いたいときなどは、次のような施設を探して利用しましょう。
テントサイト
テントサイトのWi-Fi環境や電源などの整備がされたキャンプ場であれば、テントサイトでワーケーションを行うことができます。
最近はソロキャンプをする方も増えており、日中はテント内で仕事に集中し、仕事が終わったら屋外でのアクティビティやキャンプ料理を楽しむという方も多いです。
コテージ・バンガロー
ワーケーションを誘致するキャンプ場のなかには、コテージやバンガローを利用したテレワークプランを提供しているところもあります。
仕事ができる環境が整ったコテージやバンガローであれば不自由を感じることが少なく、長期間のワーケーションにも適しているでしょう。
管理棟
ワーケーションができるキャンプ場は、特に管理棟周辺のWi-Fi環境が整ったところが多いです。
なかには管理棟内にコワーキングスペースを設けているキャンプ場もあり、ポータブル電源やポケットWi-Fiを用意しなくてもノートパソコン1つで仕事ができるため、身軽にワーケーションを楽しみたい方におすすめです。
レストラン・カフェ
ワーケーションができるキャンプ場のなかには、併設されているレストラン・カフェでもWi-Fiや電源を利用できるケースがあります。
仕事の合間に食事やコーヒーを楽しむことができるので、気分転換をしながら仕事ができるでしょう。
キャンプを楽しみながらワーケーションしよう!
政府によるワーケーション推進によって、国立公園をはじめとしたキャンプ場でのWi-Fi環境などの整備が進み、ワーケーションができるキャンプ場も増えてきました。
新型コロナウイルス感染症対策が徹底されたキャンプ場も多く、安心してキャンプと仕事を楽しむことができるでしょう。
自然が豊かな環境でのワーケーションを検討している方は、ぜひキャンプ場を利用してみてはいかがでしょうか。