ワーケーションとは?意味や導入メリット・導入ステップを解説
  • 更新:2022年5月30日

ワーケーションとは?意味や導入メリット・導入ステップを解説

今回は、ワーケーションの意味や導入するメリットや導入ステップについて解説いたします。

日本全国の様々な自治体が取り組んでいるワーケーションには、生産性が向上したり、クリエイティビティが上がったりとメリットが沢山あります。

また、記事の後半ではお得にワーケーションを体験できる便利な制度もご紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

ワーケーションとは?

ワーケーションはテレワークの働き方の一つで、「ワーク(work)」「バケーション(vacation)」を合わせた造語です。

テレワークのうち、リゾート地で仕事に取り組む働き方が、ワーケーションと呼ばれています。

テレワークの種類働く場所リゾートなどバケーションも楽しみながら働ける
ワーケーションリゾート地観光地でゆっくり休息できる
モバイルワークカフェや移動中の電車内など好きな場所で働ける
サテライトオフィスワークサテライトオフィスやコワーキングスペースオフィスに囚われないだけでなく、設備が整った環境で働ける
在宅勤務自宅自宅にいながら働ける

ワーケーションには以下の種類があります。

・休暇型
・業務型

それぞれの違いは以下の通りです。

種類目的メリット
休暇型観光地やリゾート地で有給休暇を併用しながら働き、休暇をメインに過ごす観光地でゆっくり休息できる
業務型観光地やリゾート地を訪れて、仕事を中心に取り組む仕事がはかどり、適度に休日や空き時間を楽しめる

仕事の合間に余暇を楽しみながら、リラックスできる環境のなかで仕事に取り組めるのがワーケーションのメリットです。

リゾート地に3〜7日間程度を目安に滞在するのが一般的ですが、なかには2週間〜1ヶ月以上滞在する場合もあります。

現在は、環境庁が助成金や補助金の支給も行っており、国をあげて導入推進を進めているのがこの「ワーケーション」です。

【事業目的】
①国立・国定公園で「遊び、働く」という健康でサステナブルなライフスタイルを推進し、地方創生に貢献。
②国立・国定公園の利用拠点においてコロナ対応等の環境整備、自然体験プログラムの推進や魅力発信の取組を支援することで、新型コロナウイルス感染拡大により減退した公園利用の反転攻勢と地域経済の再活性を図る。

引用:国立・国定公園の利用拠点の魅力創造による地域復興推進事業

上記のような補助金や助成金を使えば、宿泊費や交通費などの支援が受けられ、企業もワーケーションを導入しやすくなるでしょう。

ワーケーションの導入メリット・デメリット

こちらでは、ワーケーションの導入メリット・デメリットを「企業」と「社員」それぞれの目線に立って解説いたします。

企業がワーケーションを導入するメリット

企業がワーケーションを導入するメリットは、以下の通りです。

・有給休暇の取得率が上がる
・従業員満足度が向上する
・採用活動のアピールポイントになる

メリット1:有給休暇の取得率が上がる

休暇型のワーケーションを利用する場合、有給休暇を利用して休みを設けることが可能です。

仕事と余暇の両立ができるので、社員が使うタイミングを逃していた有給の取得に繋がるでしょう。

結果として有給休暇の取得率があがり、企業のイメージアップに繋がります。

メリット2:従業員満足度が向上する

会社以外の場所で働けるワーケーションは、会社の負担で観光地やリゾート地に足を運べるという魅力があります。

自由度が高く面白い取り組みを実践する企業は、社員にとって新しい挑戦に取り組みやすく、企業で働く意味を見出しやすくなるでしょう。

ワーケーションは働く社員にねぎらいをこめた取り組みになるだけでなく、従業員満足度を高められるメリットもあります。

メリット3:採用活動のアピールになる

企業の魅力度が高い職場につながるワーケーションは、就活生にアピールするときの材料にできます。

たとえば、同じ業界を志望するときの決め手として、ワーケーションの取り組みがある企業だと、事業内容以外の部分で他社と差別化できるのです。

企業がワーケーションを導入するデメリット


企業がワーケーションを導入するデメリットは、以下の通りです。

デメリット1:ワーケーション費用がかかる

遠隔地で仕事をするには、ネット環境や設備を整える必要があります。

また、オンライン会議用のWeb会議ツール(zoomなど)やチャットツール(Slackなど)の導入も必要となるでしょう。

そのため、一から環境を整える企業にとっては、金額面でも時間面でも膨大なコストが必要となります。

デメリット2:人事評価や勤怠管理が難しい

ワーケーションを導入すれば、従業員は遠隔で働くことになります。

そのため、正確な労働時間や仕事の進捗を管理しにくくなるのです。

・業務に手を抜く社員が出てくる
・働きすぎる社員が出てくる
・社員の頑張りを正確に評価できない

上記のような状態になると、生産性も上がらなかったり、社員のリフレッシュにならなかったりと、本末転倒な結果になってしまいます。

ワーケーションを導入する際は、そもそものワーケーションの目的を明確にしたり、労働時間の規定や人事評価制度の整備が必要になるでしょう。

デメリット3:セキュリティ面のリスクが上がる

オフィス以外で仕事をする場合、どうしてもセキュリティ面のリスクがつきまといます。

大切な書類を落としたり、中には仕事用のPCを紛失したりする場合もあるのです。

会社や取引先の機密情報が漏れてしまうと、著しく会社の信頼を損なうことにつながります。

また、フリーWi-Fiに接続したことでサイバー攻撃の被害に遭い、機密情報を抜き取られてしまう可能性もあるでしょう。

パソコンには必ずロックがかかるようにしたり、重要書類はクラウドで扱うようにするなど、個人情報や機密情報の保護については、念入りに対策する必要があります。

また、社員一人ひとりにセキュリティの重要性と対策ノウハウを教育することも大切です。

社員側がワーケーションを導入するメリット


社員側がワーケーションを導入するメリットは、以下の通りです。

・ワークライフバランスの実現
・生産性向上

メリット1:ワークライフバランスの実現

社員にとって、私生活と仕事を両立できる職場環境は、満足度を向上させるために重要なポイントとなります。

ワーケーションを導入すると、休日に観光地やリゾート地を気軽に観光することができます。

また、出勤前や業務後に観光地やリゾート地の散歩をして気分転換も図れるのです。

そのため、仕事だけのワンパターンな生活ではなく、プライベートも充実した生活が可能となります。

メリット2:生産性向上

自然の中で仕事をすると、ウォーキングやランニングも気軽に行えるため、毎日適度な運動ができます。

そして運動することにより、良質な睡眠が実現でき、ストレスフリーな暮らしが実現できるのです。

国内外の疫学研究(数千人を対象とした質問紙調査)において、運動習慣がある人には不眠が少ないことがわかっています。とくに睡眠の維持に習慣的な運動の効果があるようです。運動の内容も睡眠に影響します。1回の運動だけでは効果が弱く、習慣的に続けることが重要です。その効果として、寝付きがよくなるのと深い睡眠が得られるようになります。特に高齢者など普段から不眠がちな人に効果が大きいようです。

引用:快眠と生活習慣

そして良質な睡眠が取れれば、仕事の生産性は大幅に向上します。

また会社に出社する生活が当たり前になると、同じ日常の繰り返しで新しい発見や行動につながらず、人生に強いマンネリ感を抱くようになります。

一方、ワーケーションで環境を変えて働くと、自身の価値観や今後のキャリアプランを見直す余白ができ、生活の質(QOL)向上につながるのです。

社員がワーケーションを導入するデメリット


社員がワーケーションを導入するデメリットは、以下の通りです。

デメリット1:仕事と休暇のバランスがあいまいになる

ワーケーションは、旅行先で仕事をすることになります。

そのため、目的がはっきりしないと、休暇なのか仕事なのかがはっきりせず、中途半端で無意味なワーケーションになってしまいます。

仕事のためのワーケーションなのか?

休暇のためのワーケーションなのか?

まずは、どちらの目的で行うのかをはっきりさせるといいでしょう。

目的をはっきりさせた上で、ワーケーションの日程と勤務時間を明確に決めることが大事です。

「旅行にきたのに休暇がとれない」
「ずっとだらだら仕事をしてしまった」

少なくとも、上記のような事態は必ず避けるようにしましょう。

ワーケーションを行う際には、メリハリのある社内ルールを設定することが大事です。

以下は、社内ルールの一例として参考にされてみてください。

社内ルール一例

・9時から18時までは2時間おきに進捗報告を行う
・18時になったら退勤処理をする
・残業は認めない

上記のような社内ルールを事前に決めていれば、仕事と休暇のバランスがあいまいになることもありません。

他の社員にも事前に予定を共有し、理解をもらえるように工夫しましょう。

もちろん、事前に効率よく仕事をこなし、ワーケーションを楽しめるような準備も重要です。

現状、日本ではなかなか普及が進んでいない

メリットの多いワーケーションですが、残念ながら日本では未だにワーケーションが普及していません。

しかし、社員の満足度向上や生産性アップ、ワークスタイルの多様化が求められる現代において、ワーケーションの導入は必須と言えます。

そのため、今後は多くの企業において一般化する働き方になるでしょう。

ワーケーション自治体協議会の取り組み

ワーケーション自治体協議会(通称:ワーケーション・アライアンス・ジャパン=WAJ)とは、「ワーケーションを推進する自治体」の集まりです。

ワーケーション自治体協議会は、ワーケーションを推進・実行し、参加自治体同士の情報交換の場を作るために作られました。

その活動内容は以下のとおりです。

・体験共有・ディスカッションなどのフォーラム開催
・自治体主催のワーケーション体験会
・ワーケーション施設の紹介

最近では、首都圏ワーカーとワーケーション実施自治体をつなぐイベントも多数開催されています。

このように、ワーケーションを導入しやすい環境もどんどん広がっているのです。

ワーケーションを導入している自治体

日本では以下の自治体が、積極的にワーケーションを導入しています。

都道府県地域名
北海道釧路、富良野
東北宮城
関東東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城
東海静岡
北陸・信越新潟、福井
関西京都
中国・四国鳥取、愛媛、香川
九州福岡、長崎、宮崎、沖縄

ワーケーションの導入ステップ

ワーケーション導入のステップは、以下の通りです。

1.導入範囲の決定
2.就業規則の変更
3.労働時間管理体制を確立
4.情報セキュリティの強化

1.導入範囲の決定

まず最初に、ワーケーションの導入範囲を定めましょう。

①ワーケーションの対象決定(業務・部署・役職)
②取得が可能な時期の決定(夏季休暇や閑散期)

ワーケーションは、テレワークでも行えるデスクワークとの相性がいいです。

チャットやWEB会議ツールを使い、リモートでコミュニケーションをとれば働ける業務や部署を対象にするといいでしょう。

2.就業規則の変更

ワーケーション中の業務に関する就業規則を整え、生産性を確保することも大事です。

まずは以下のような基本ルールを整備し、社員に周知しましょう。

基本ルール一例

①ワーケーション中の業務範囲
②ワーケーション取得の単位(1日・半日・時間)
③ワーケーション中の禁止行為
④ワーケーションの申請・決済方法
⑤経費の負担

3.労働時間管理体制の確立

ワーケーションを利用する社員の意識付けや社員間の公平性を保つ観点からも、ワーケーション中の実労働時間の正確な把握は必須です。

労働時間の管理には以下のような選択肢があります。

選択肢一例

①労働時間を設けず成果物で評価
②事前に労働時間の申請を行い勤怠管理ツールで把握
③タイムカード、パソコンのログ、出退勤の報告で把握

例えば、1日仕事をした場合は「出勤扱い」とするのもいいでしょう。

1日のうち一部の時間のみ仕事をした場合は、「時間単位での有給休暇」として扱うとわかりやすいです。

ワーケーション中でも、タイムカード・パソコンのログ・出退勤の報告ルール整備によって、労働時間を記録できる体制を確立しましょう。

4.情報セキュリティの強化

社外で働くワーケーションでは、情報セキュリティ対策が必須です。

ワーケーションには以下のようなリスクがあります。

・モバイル端末の紛失、盗難、破損
・資料の紛失、盗難
・PC画面を覗かれることによる情報漏洩

リスクを回避するためには、以下の対策が有効です。

対策POINT

・利用可能なネットワークの整備
・端末や資料持ち出しのルール整備
・セキュリティソフトのインストール

ワーケーションを導入するならモニターが便利

ワーケーションを導入するなら、モニターを活用すると便利です。

そして、ワーケーションモニターを募集している地域は多数あります。

地域の観光業や商業が盛り上がるため、きっと歓迎してもらえることでしょう。

通常の旅行とは違い、地域と人との親睦を深めることも可能です。

また日常では気づかない物事の見え方や地方の交流が、マインドフルネスに役立ち、新たな生産価値を生み出す刺激になります。

海や空を眺めたり、山や川で自然を感じられる環境は、心と身体の緊張をゆるめてくれるでしょう。

生産性もきっと向上するはずです。

地域・社会の課題解決にも貢献できる「ワーケーション」という働き方を通して、楽しい思い出を作ってみませんか?

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